ソニーワールドフォトグラフィーアワードの発表シーズンが到来し、最も期待されている結果の1つ、2022年オープンコンペティション部門の受賞者と最終候補者を発表する時期がやってきました。
170,000件を超える応募の中から100名の写真家が最終候補に残り、さらに10名が部門優勝者の称号を獲得しました。部門優勝者には、ソニーデジタルイメージングキット、ソニーワールドフォトグラフィーアワードの展示会と書籍への参加、世界写真機構のソーシャルプラットフォームとウェブサイトへの掲載が贈られ、オープンフォトグラファーオブザイヤーを競います。2022年4月12日に発表される総合優勝者には、5,000ドル(USD)とさらに多くのソニーデジタルイメージングキットが贈られます。
今年の写真審査について、ニューズウィーク日本版の撮影ディレクター、片岡秀子氏は次のように語っています。「オブジェからストリート写真まで、幅広いカテゴリーの審査は楽しかったです。受賞作品を選ぶには創造性と独創性が非常に重要で、瞬間を捉えた写真家たちの興奮と喜びを見るのは素晴らしいことでした。このコンテストの写真はどれも、状況や特定の状況について、エレガントな視覚的方法で一貫した視覚的メッセージを伝えています。」
ここでは、私たちのお気に入りの画像のいくつかと、各カテゴリーの優勝者による忘れられない写真をいくつか紹介します。
蜂蜜収集家
ウツァブ・アハメド・アカシュさん(バングラデシュ) ライフスタイル部門優勝
蜂蜜採取者は冬に蜂蜜を集めます。蜂の巣をマスタード畑の近くに置きます。その方が蜂蜜を多く採れるからです。バングラデシュの田舎ではこのような光景をよく見かけます。
エアシープ
ヨアン マガ (ルーマニア) 旅行、最終候補リスト
飛行場の近くを散歩していたとき、野原で草を食む羊たちの、ほとんどシュールな光景に気づきました。風は穏やかでした。
サーフィンフェスティバル
Raido Nurk (エストニア) モーション部門優勝
「オランダのハーグでこの写真を撮ったとき、夕方の波は今まで見た中で最大でした。波と土砂降りの雨が、とても独特な雰囲気を醸し出していました。」
ジェームスのアイスクリーム
サイモン・マーフィー(イギリス)ポートレート部門 最終候補
「ジェイミーはグラスゴーの庭師です。暑い夏の日に彼がアイスクリームを楽しんでいるのを見つけました。」
無題
イザベル・サーモン(イギリス)クリエイティブ部門優勝者
「私は、母の慢性的なめまいとふらつきの体験を記録し始めました。母の症状を感覚的に記録するのです。音と組み合わせたり、他の感覚を考慮したりしながら、実験的な手法でこれを探求する方法を模索しています。母との会話を重ね、母と共同でインスタレーションを制作したいと思っています。」